気になる給与事情について、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」の最新傾向および医療業界各社の公表データを精査すると、看護助手の平均年収はおよそ300万〜350万円(平均月給20万〜24万円程度、賞与年2回支給の場合)がひとつの標準値となっています。
非正規雇用(パート・アルバイト・派遣スタッフ)の場合、地域格差はあるものの、都市部での時給相場は1,200円〜1,500円程度です。夜間帯や土日祝日勤務には割増賃金が適用されます。
給与水準を大きく左右するのが「夜勤の有無」です。急性期病棟や回復期リハビリ病棟などでは、看護助手も2交代制または3交代制の夜勤シフトに組み込まれるケースが少なくありません。夜勤に従事した場合、1回あたり5,000円〜8,000円前後の夜勤手当が付与されます。月に4回の夜勤に入れば、基本給に加えて月2万〜3万2,000円(年間約25万〜38万円)の手当が上乗せされる計算です。
2024年度から段階的に進められた診療報酬改定の「ベースアップ評価料」の波及により、2026年現在では看護助手の基本給引き上げや一時金支給に踏み切る中規模・大規模病院が増加傾向にあります。他産業の無資格求人と比較した場合、医療法人ならではの福利厚生の充実度や経営の安定性は大きな強みとなっています。