BS放送を視聴し始めてから約30日ほど経過すると、画面左下の4分の1ほどを覆い尽くすように「受信機の設置連絡のお願い」といった文言が固定表示されます。これは故障や電波障害ではなく、NHK側が視聴者に対して衛星受信契約の有無を確認するために設計したシステム的な仕掛けです。
テレビやレコーダーなどの受信機には、個別の識別情報(B-CAS番号または内蔵チップのACAS番号)が割り振られています。放送電波自体は暗号化されずに全世帯へ降り注いでいるため、電波を受信した機器側のタイマーが作動し、一定期間が経過すると自動でメッセージを画面にオーバーレイ表示する仕組みが組み込まれています。
この表示が出た状態でも番組自体の視聴や録画は継続できますが、録画データにもメッセージがそのまま焼き付いてしまう仕様です。映画や音楽ライブ、スポーツ中継などを美しい映像で残したい視聴者にとって、画面左下の表示を消す方法の把握は避けて通れない課題といえます。