ハイウェイグルメの世界において、利用者が「期待を裏切られなかった」と太鼓判を押すメニューには明確な共通点があります。それは、高速道路向けの簡易調理にとどまらず、地元老舗や名門ブランドが現場で一手間をかけている点です。
現場取材において際立った評価を得ているのが、小谷SAアンデルセンベーカリー(上り線)の石窯焼きパンです。小谷SAの運営母体であるアンデルセンが、本拠地・広島の技術を結集させて設置した本格石窯からは、連日数十種類のパンが焼き上がります。大型連休時に現場を訪れた利用者は「SAのパンという先入観を覆す香ばしさとクラストのパリッとした食感に驚いた。テラス席で朝のコーヒーと共に食べる時間は至福」と手記を残しています。
一方、本格派の麺料理を求める層を唸らせているのが、福山SA名物尾道ラーメン・ばら園(下り線)の存在です。鶏ガラと豚骨をベースに瀬戸内産の小魚出汁を効かせ、大粒の豚背脂を浮かべた濃口醤油スープは、尾道市内の名店を食べ歩いた愛好家からも「SAレベルを完全に逸脱した仕上がり」と絶賛されています。食後に約800株もの薔薇が咲き誇るガーデンを散策できる導線設計も、長距離運転で凝り固まった身体と神経をほぐす上で秀逸な効果をもたらしています。
さらに、兵庫エリアの三木SA上り下り人気グルメ評判では、地元ブランド肉「播州百日どり」を用いた塩ラーメンやカツ丼、神戸名物「ぼっかけ焼きそば」が不動の支持を集めています。岡山エリアの吉備SA名物きびだんご・お土産売り場では、老舗「廣榮堂」のきびだんごが常時山積みされ、できたての柔らかさを試食・購入できるブースが家族連れに定評を得ています。単なる空腹満たしではなく、「その土地の味覚を体験した」という充足感が、高いリピート率を生み出しています。