入試本番で多くの受験生が痛恨の失点を喫するのが、「現代語と意味が異なる言葉(古今異義語)」のトラップです。普段使っている現代語の語感をそのまま当てはめてしまい、文脈を正反対に誤読してしまうケースが後を絶ちません。
特に注意すべき頻出の古今異義語には以下のようなものがあります。
- 「おどろく」: 現代語「びっくりする」 ➔ 古文「目を覚ます・(ハッと)気づく」
- 「ありがたし」: 現代語「感謝する」 ➔ 古文「めったにない・生きるのが難しい」
- 「いたづらなり」: 現代語「悪ふざけ」 ➔ 古文「無駄だ・役に立たない・むなしい」
- 「ののしる」: 現代語「悪口を言う」 ➔ 古文「大声で騒ぐ・大評判になる」
また、単語力を得点力に直結させるには、古文助動詞の活用と意味を並行してマスターすることが不可欠です。例えば「る・らる」の自発・可能・受身・尊敬の識別や、「む・らむ・けむ」の推量系助動詞がどの単語と結びついているかを捉えることで、主語の特定や心情描写の把握が一気にスムーズになります。