「ヘアミルクとヘアオイルを併用したいけれど、どっちが先?」という疑問に対する毛髪科学的な正解は、【ヘアミルク ➡ ヘアオイル】の順序です。
スキンケアに置き換えると理由は明白です。化粧水や美容乳液を塗る前に美容オイルを肌一面に塗布してしまうと、油膜に弾かれて後から乗せた水分や美容成分が肌内部に入りません。毛髪も全く同じメカニズムです。先にヘアミルクの水分と補修成分をコルテックスへ浸透させ、その上からヘアオイルの油分でフタ(コーティング)を施すことで、ドライヤーの熱による水分蒸発を防ぎつつトリートメント成分を髪内部に閉じ込めます。
美容現場が推奨する、ドライヤー前の実践的なつけ方プロセスは次の通りです。
ステップ1:徹底的なタオルドライ
洗髪後、水分がポタポタと滴る状態では成分が流れて薄まってしまいます。吸水性の高いタオルで髪を挟み込み、余分な水分を全体の70〜80%程度までしっかりオフします。
ステップ2:ヘアミルクを中間から毛先へ塗布
適量(ミディアムで1〜2プッシュ)を手にとり、手のひらから指の間まで均一に伸ばします。ダメージの集中する毛先を中心に揉み込み、徐々に中間部分へと馴染ませます。目の粗いコームで一度コーミングすると、ムラなく均一に行き渡ります。
ステップ3:ヘアオイルを表面と毛先に重ね付け
ミルクが浸透したのを確認し、ヘアオイル(0.5〜1プッシュの少量)を手のひらに薄く広げます。毛先の最外層を包み込むように撫で付け、キューティクルの毛流れを整えます。
ステップ4:根元から順にドライヤー乾燥
温風を地肌・根元から当てて乾かします。8割程度乾いたら上から下へキューティクルの向きに沿って風を当て、最後に冷風で引き締めることでツヤとまとまりが格段に向上します。