ネット上には膨大な「創価学会員とされる芸能人リスト」が存在するが、その中には単なる共演歴や親族の信仰から飛躍した根拠不明のデマも多数混在している。ここでは、本人が自著やインタビューで明言しているケースや、『聖教新聞』などの公式媒体に信仰体験が掲載された実績のある著名人を中心に、客観的な事実関係を整理した。
最も広く知られている人物の一人が、お笑いタレントの久本雅美である。彼女は芸術部副部長などの要職を務め、学会主催のフォーラムや選挙応援の場にも公然と登壇してきた。劇団「WAHAHA本舗」の黎明期、極度の貧困と精神的不安の中で入会した経緯は、自身の著書や各種インタビューでも率直に語られている。同じく劇団出身の柴田理恵もかつて熱心な活動が伝えられたが、柴田自身は後年、テレビ番組等で個人のスタンスとして距離感の変化をうかがわせる場面も見られる。
昭和歌謡界を代表する山本リンダは芸術部女性部長などを歴任し、長年にわたり広告塔としての役割を果たしてきた。また、女優の岸本加世子も池田大作氏との師弟関係を公に語り、映画やドラマの現場で積み重ねたキャリアを信仰の功徳として語る代表的メンバーである。このほか、ミュージシャンの高橋ジョージやタレントの彦摩呂なども、機関紙等に登場し信仰体験を語った記録が残されている。
以下の比較表は、芸能界における芸術部メンバーの関わり方と、一般的な芸能活動の基準、編集部による分析を構造化したものである。
歴代の著名人の中には、名誉毀損裁判に発展した事例や、週刊誌の憶測記事に対して事実無根と抗議したケースも少なくない。名前が挙がる著名人のすべてが積極的な活動家であるわけではなく、親族が学会員であるだけの「名義上の信者」から、組織の精神的支柱として活動する「幹部タレント」まで、そのコミットメントの度合いには大きな幅が存在する。