山本深雪氏が公の舞台に登場したのは、2022年10月に投開票が行われた埼玉県草加市議会議員選挙でした。当時25歳前後だった同氏は、出生時の戸籍上の性別は男性でありながら、自認する性別が女性であるトランスジェンダー当事者として活動。新宿・歌舞伎町のいわゆる「トー横界隈」に出入りする若者たちの心情を代弁する姿勢を示し、既存の政治家にはない異色の経歴が一部メディアやネット民の好奇の目を集めました。
当時、政治団体「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」(後の政治家女子48党、現・みんなでつくる党などの源流)を率いていた立花孝志氏の目に留まり、同党の推薦・公認の流れを汲む形で選挙戦に擁立されました。草加市議選における山本氏の主な基本情報は以下の通りです。
- 氏名:山本深雪(やまもと みゆき)
- 生年:1997年生まれ(草加市議選出馬時:25歳)
- 性別:トランスジェンダー(MTF:男性から女性へ)
- 政治キャリア:2022年10月 草加市議会議員選挙(無所属・NHK党系支援)立候補 → 落選
- 主な発信拠点:Twitter(現X)、ツイキャス、YouTube等でのライブ配信
選挙戦において山本氏は、性的マイノリティへの理解促進や若者支援を掲げたものの、街頭演説でのエキセントリックな立ち振る舞いや、SNS上で見せる情緒不安定な配信スタイルが物議を醸しました。結果は落選に終わったものの、ネット上での知名度は急上昇。しかし、この選挙戦が結果として「炎上や過激発言によって注目を集める快感」を決定づけてしまう契機となった点は否めません。