セルフケアを半年続けても変化が見られない場合、美容皮膚科や皮膚科専門医による機器治療へシフトすることが時間的・精神的コストの両面で賢明な判断となります。
現在、ニキビ跡の赤み治療における主軸となっているのが「Vビーム(パルス色素レーザー)」です。Vビームから照射される595nmのレーザー光は、酸化ヘモグロビンに極めて高い吸収率を持ちます。周囲の正常な皮膚組織を傷つけることなく、ターゲットとなる異常拡張毛細血管のみに熱ダメージを与えて閉塞・収縮させます。
自由診療におけるニキビ跡赤みレーザー治療費用の相場は、顔全体で1回あたり25,000円〜40,000円前後、両頬などの部分照射であれば1回15,000円〜25,000円程度で推移しています。多くのクリニックでは3回〜5回のセットプラン(約6万〜12万円)を用意しており、1か月半に1回のペースで照射を重ねることで、長年停滞していた赤みが劇的に薄れていくケースが多く報告されています。
さらに近年、急速に臨床実績を伸ばしているのが「ポテンツァ(POTENZA)の赤ら顔・ニキビ跡モード」や「シルファームX」に代表されるマイクロニードルRF治療です。微細な針を刺入した先端から真皮層へ直接高周波エネルギーを照射することで、毛細血管の増殖に関与する異常なシグナル伝達を遮断し、基底膜を修復します。「赤みだけでなくニキビ跡の凹凸クレーターも混在している」「皮脂過多で毛穴も開いている」という複合的な肌トラブルに対して非常に高い効果を発揮します。