すでに庭で大繁殖してしまい、収拾がつかなくなった場合は早期の物理的・化学的対処が不可欠です。ガーデンリフォームの現場でも実践されている、ヒルザキツキミソウの確実な駆除方法をステップ順に解説します。
1. 深さ30cmの土壌掘削とフルイがけ(物理的除去)
地表部だけを抜くのは逆効果です。雨上がりなどの土が柔らかい日を選び、スコップを深さ25〜30cmまで垂直に入れ、土ごと大きく掘り起こします。掘り上げた土は目の細かい園芸用フルイにかけ、白く伸びる地下茎の破片を1本残らず徹底的に拾い集めて可燃ゴミとして処分してください。
2. グリホサート系除草剤の「筆塗り法」(スポット枯殺)
他の草花や芝生が混在していて全体を掘り返せない場合は、浸透移行型のグリホサート系除草剤を活用します。スプレー散布すると周囲の植物まで枯らしてしまうため、原液〜濃い希釈液を小さな刷毛や絵の具の筆につけ、ヒルザキツキミソウの葉や茎に直接塗布する「筆塗り」が極めて有効です。葉から吸収された薬剤が地下茎の先端まで循環し、根ごと枯殺できます。
3. 遮光シートによる兵糧攻め(光合成の完全遮断)
広範囲に密生しているエリアでは、地上部を刈り払ったあとに厚手の高密度防草シートを隙間なく敷き詰め、上からレンガや砂利で完全に密閉します。光合成を1〜2シーズン完全に遮断することで、地中の地下茎に蓄えられた養分を枯渇させ、リバウンドを防ぐことが可能です。