オールバックの出来栄えは、整髪料をつける前の「ドライヤーによるベースブロー」で8割が決まります。濡れた髪にいきなりポマードを揉み込んでも、髪の重みで毛根が寝てしまい、トップのペタッとしたダサい仕上がりから抜け出せません。
プロが現場で実践するセットの手順とドライヤーのコツは極めてシンプルです。
1. 髪全体を根元からしっかり濡らす:寝癖や生え癖を一度完全にリセットします。
2. 立ち上げの温風ドライ:前髪をオールバック方向に引っ張り上げながら、生え際の下から温風を当てて「立ち上がりのクセ」を形状記憶させます。
3. サイドをタイトに抑える:頭のハチ部分(サイド)は上から温風を当て、手のひらで押さえつけながら冷風に切り替えてボリュームを潰します。
4. 冷風で固定する:全体の毛流れを後ろへ送った状態で冷風を全体に5〜10秒当て、キューティクルを引き締めながら形を固定します。
このドライ作業によってベースの立体感が完成していれば、整髪料は最小限の量で1日中キープできます。使用するスタイリング剤については、なりたい質感やシーンに合わせて使い分けることが肝要です。
2026年現在のマーケットで圧倒的シェアを誇るのは、洗髪が容易でセット力に優れた「水性ポマード(ウォーターベース)」です。代表格である『ブロッシュ(BROSH)』や『クールグリース』『スアベシート』などは、伸びの良さと香りの上品さに定評があり、ビジネスからプライベートまで幅広いシーンで品格ある仕上がりを支えてくれます。