現在、不眠に悩む多くの読者が直面するのがデエビゴとマイスリーの比較です。「マイスリーをずっと飲んできたが、主治医からデエビゴへの変更を打診された」「どちらが本当によく効くのか」という相談は、医療系Q&Aサイトでも連日上位を占めています。
この2剤は、効き目の現れ方も体感も全く異なります。マイスリー(一般名:ゾルピデム)は服薬後15〜30分程度で猛烈な眠気を引き起こし、ベッドに入れば数分で意識を手放せるほどの即効性を持ちます。しかし、薬の血中濃度が半減する時間(半減期)は約2時間と非常に短いため、「夜中3時に目が覚めてしまう」という中途覚醒には太刀打ちできません。
対するデエビゴ(一般名:レンボレキサント)はオレキシン受容体拮抗薬の代表格であり、覚醒のブレーキをかける薬です。マイスリーのような「頭が引っ張られるような急激な入眠」ではなく、「気がついたら朝までぐっすり眠れていた」という自然な深さを提供します。半減期は約50時間(消失相)と長いものの、効果の持続はおよそ8時間程度であり、早朝覚醒や熟眠障害にも優れた効果を発揮します。
以下の比較表は、主要な睡眠導入剤の効果時間比較および臨床的特徴をまとめたものです。