男性の女性ホルモン治療で後悔する理由|不可逆な身体変化と苦悩の真実

男性の女性ホルモン治療で後悔する理由|不可逆な身体変化と苦悩の真実

男性の女性ホルモン治療で後悔する理由|不可逆な身体変化と苦悩の真実に関する深掘り解説を丁寧に解説いたします。

ネットカルチャーの片隅には、「女性ホルモンを飲めば誰でも美少女や中性的なイケメンになれる」「やめればいつでも元に戻せる」という極めて無責任で甘い言説が散見されます。しかし、これらの言説は医学的な根拠を完全に欠いた危険な誤解です。

特に危険視されるのが、医師の処方箋を介さない個人輸入ホルモン剤による副作用の放置です。海外製の内服薬(プレマリン、プロギノバ、シプロテロンなど)は、日本国内で認可されている用量よりも遥かに高濃度であることが多く、自己判断で大量摂取するユーザーが少なくありません。

経口エストロゲン製剤は腸管から吸収された後、門脈を通って肝臓で初回通過代謝を受けます。この過程で肝臓の凝固因子産生が過剰に刺激され、下肢の静脈に血の塊ができる深部静脈血栓症(DVT)や、それが肺に飛ぶ肺血栓塞栓症を誘発します。これは即座に生命の危機に直結する急性病態です。

さらに、体調不良や恐怖から女性ホルモンを急激に中断した際の離脱症状も知られざる猛毒です。外部からの供給が断たれると、自己の精巣からのテストステロン産生能が回復していないため、体内の全性ホルモンが枯渇した「無ホルモン状態」に陥ります。激しいホットフラッシュ、自律神経失調、パニック発作、重度の抑うつが何カ月も続き、日常生活を完全に破綻させるトリガーとなります。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。