劇伴とは?Bgmとの違いや感動を呼ぶ役割・有名作曲家まで徹底解剖

劇伴とは?Bgmとの違いや感動を呼ぶ役割・有名作曲家まで徹底解剖

劇伴とは?Bgmとの違いや感動を呼ぶ役割・有名作曲家まで徹底解剖の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

劇伴を手掛ける作家の仕事は、一般的なポップスの作曲とはプロセスが大きく異なります。制作現場では、監督や音響監督から提示される「音楽メニュー表(発注メニュー)」を起点に作業が進められます。

アニメ制作の現場では、作画が完成する前に音楽を作る「プリスコアリング」に近い手法が多く採用されます。メニュー表には「M-01:主人公の日常(明るく軽快に、30秒程度で展開)」「M-15:強大な敵の出現(圧倒的絶望感、重低音重視)」といった具体的なオーダーが並び、1作品につき40〜60曲前後ものバリエーションを一挙に書き下ろします。

一方で、映画などで多用されるのが「フィルムスコアリング」と呼ばれる手法です。こちらは完成した映像のタイムラインを1フレーム単位で確認しながら、「この瞬間に爆発音が鳴るからメロディを抜く」「視線が交わる2分14秒でストリングスを入れる」といった極めて精密な同期作業を行います。

シーン尺の制約を受けながら、セリフの周波数帯と衝突しない帯域設計を行うなど、劇伴作家には高度な音楽理論と音響工学の知見が求められます。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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