Q1:大学受験で偏差値50以下だった学歴ですが、独学で行政書士に合格できますか?
A1:十分に可能です。行政書士試験は大学入試と異なり、数学的センスや難解な英単語を問うものではなく、日本語の論理的読解力と記憶の反復作業が合否を分けます。過去の学歴偏差値と国家試験の適性は別物です。ただし、基礎的な勉強習慣がない状態からのスタートになるため、目安とされる600〜800時間よりも多めの学習時間(1,000時間程度)を見込み、計画的に取り組む姿勢が求められます。
Q2:宅建に合格していれば、行政書士試験の勉強時間はどれくらい短縮できますか?
A2:個人差はありますが、概ね150〜200時間程度の短縮が見込めます。宅建の権利関係で学習した民法の基礎概念(意思表示、代理、時効、不動産物権変動など)がそのまま土台となるためです。ただし、行政書士試験の民法は宅建よりも論点が深く、さらに配点の主軸である「行政法」はゼロからのスタートとなるため、過度な油断は禁物です。
Q3:ネット上で「行政書士は誰でも受かる簡単な資格」と叩かれることがあるのはなぜですか?
A3:司法試験や予備試験、司法書士といった超難関資格の受験生コミュニティから見た相対的な評価として、そのように揶揄される側面があります。また、受験資格に制限がなく誰でも受けられることや、かつて昭和〜平成初期の試験が比較的平易であった時代のイメージを引きずっているケースも見受けられます。現在の試験実態は上位約14%しか合格できない厳格な国家試験であり、決して「誰でも受かる」試験ではありません。