気候と人体の相互作用を長年取材してきた結論として、服装の正解は「気温という外的要因」と「個人の筋肉量・生活動線という内的要因」の掛け合わせで決まります。一律に25度だからと半袖1枚で出かけて良い人と、そうでない人の基準を明確に分けました。
半袖1枚で出かけても失敗しない人の条件
- 日常的に運動習慣があり、基礎代謝や筋肉量が多い人(特に体温産生力が高い男性やアスリート体質)
- 日中の屋外移動がメインで、冷房の効いたオフィスや商業施設に長時間滞在しない人
- 日没前の17時前後までに帰宅できるタイムスケジュールで行動している人
必ず「羽織もの」を持参・着用すべき人の条件
- 冷え性や低血圧の自覚があり、手足の末端が冷えやすい体質の人
- オフィスワークや映画館など、設定温度24度以下の強冷房空間に2時間以上座り続ける人
- 帰宅時間が20時以降になり、日中と夜間の気温差が8度以上開く日に外出する人
衣服は単なる自己表現のツールであるだけでなく、自律神経を守るための「移動式シェルター」でもあります。気温の数字に盲従するのではなく、自らの身体特性と向かい合い、1枚の羽織ものをバッグに忍ばせる心の余裕を持つことこそが、最も洗練された大人の選択です。