一口にテントといっても、ソロ用の小型ドーム型から家族用の大型ツールームまで構造は千差万別です。ここでは、全国のキャンプ場で圧倒的なシェアを占める定番モデルを軸に、テント撤収手順詳細まとめを体系化しました。
ドーム型テントたたみ方手順(コールマン・ツーリングドーム等)
初心者からベテランまで愛用されるドーム型は、基本手順さえ覚えれば一人でも10分以内に収納可能です。
まずインナーテント内部のゴミや砂を掃き出し、結露を軽く拭き取ります。フライシートを外し、インナーテントの四隅のペグを抜いたら、ポールをスリーブから「押して」抜きます(引いて抜こうとするとポールの継ぎ目が外れて生地を突き破る原因になります)。生地を広げたら、頂点を中心にして平らな正方形または長方形を作ります。次に、収納袋の幅に合わせて左右から中央へと内側に折り込み、細長い長方形を作ります。ここからが最大のポイントです。付属のポールケースを芯(ローラー)にして端から生地をきつく巻き込んでいきます。このとき、膝で生地をしっかり押さえ込みながら転がすことで、残存空気が開口部から完全に押し出され、新品時と変わらない細さのシリンダー状に仕上がります。
大型2ルームテントのたたみ方(スノーピーク・ランドロックやコールマン・タフスクリーン等)
大型幕で挫折する人が多いのは、風にあおられて生地をコントロールできなくなるためです。2ルームテントのたたみ方では、「風上を背にして作業すること」と「ペグを抜く順序」が命運を分けます。
インナーテントを取り外して畳んだ後、アウターフライのメインパネルをすべてクローズ状態(前述の通り換気口は一部開放)にします。すべてのポールを抜いてフライシートを地面に倒したら、まずは巨大な「長方形」の輪郭を地面に描くよう整えます。スカート部分の汚れを内側に巻き込まないよう拭き取り、中央の棟(リッジライン)を軸にして縦半分に折ります。ここから収納袋の幅に合わせて左右から折り畳み、最終的に長い帯状の長方形を作ります。2ルームテントは生地の総面積が広いため、巻き込み作業は2人で行うのが理想ですが、テント一人でのたたみ方を実践する場合は、1回転巻くごとに膝で体重を乗せて空気を抜き、焦らず均等にテンションをかけながら前進していくのがコツです。