地域おこし協力隊はひどい?闇と失敗事例が示す過酷な現実と真相

地域おこし協力隊はひどい?闇と失敗事例が示す過酷な現実と真相

地域おこし協力隊はひどい?闇と失敗事例が示す過酷な現実と真相についての最新情報をお届けします。

「ひどい」と評されるもうひとつの要因は、活動に見合わない経済的困窮です。総務省の財政措置拡充により報償費の上限は引き上げられたものの、現場の地域おこし協力隊の給料と生活実態は依然として厳しさに直面しています。

項目優良自治体の水準問題が報告される自治体編集部の客観的見解月額報酬(手取り)約22万〜25万円(賞与・昇給あり)約15万〜17万円(賞与なし)車維持費やプロパンガス代等で貯蓄困難なケースが多発住居・活動経費支援家賃全額補助、車両無償貸与、ガソリン代実費住居自己負担、自家用車持ち込み(補助極小)寒冷地手当や通信費の自己負担が隊員の資金を圧迫ミッション明確化KPIや具体的KPI、担当部署が確定「地域の活性化全般」など極めて曖昧業務の境界線が曖昧な自治体ほどトラブル発生率が跳ね上がる定住率(任期後)75%以上(起業・就職支援が機能)30%未満(任期満了と同時に転出)定住率は「自治体の受け入れ誠実度」を測る最重要指標

総務省が公表した調査データによると、全国の協力隊員のうち約15%前後が任期途中で退任しています。この数字は一見低く見えるかもしれませんが、約7人に1人が3年の満了を待たずにドロップアウトしている計算です。

調査報告書や退任者の証言で挙げられる地域おこし協力隊の途中退任の理由の上位は、常に「人間関係のトラブル」「受入自治体との方向性の不一致」「生活困窮」が独占しています。地方での生活コストは都会より安く済むと思われがちですが、実際には自家用車の購入・維持費、割高なプロパンガス代、冬場の暖房燃料費などが重くのしかかり、手取り16万円前後では貯蓄を削りながら生活する隊員が少なくありません。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。