偽陰性とは?陰性でも陽性の罠と検査すり抜けが起こる確率・真相

偽陰性とは?陰性でも陽性の罠と検査すり抜けが起こる確率・真相

偽陰性とは?陰性でも陽性の罠と検査すり抜けが起こる確率・真相に関する知りたいポイントを徹底的にまとめました。詳細を読もうことができます。

インターネット上の掲示板やSNSでは、検査に関する危険な俗説や誤った情報が定着しています。科学的根拠に基づき、代表的な2つの誤解を正します。

誤解1:「PCR検査で陰性が出たのだから、100%感染していない」

「PCRはDNA・RNAを何十万倍にも増幅する精密検査だから、絶対に見落としはない」という説は完全な誤信です。前述の通り、PCR検査の偽陰性割合は10〜20%程度存在します。検体採取時に綿棒が感染部位に正確に当たらなかった場合や、採取後の検体輸送・保管中の温度管理不良、あるいは感染して間もない潜伏期間(ウイルス遺伝子が微量すぎる段階)では、PCR検査といえども検出をすり抜けます。医学的に「100%の感度を持つ検査」は地球上に存在しません。

誤解2:「簡易抗原キットで陰性なら、他人にうつす心配はない」

「抗原検査は感染性のある強いウイルスだけを捉えるため、陰性なら感染力もない」という言説も極めて危険です。抗原定性検査の検出限界はPCR検査の数千倍から数万倍のウイルス量を必要とします。つまり、「検査キットの変色ラインには届かないが、他人に飛沫感染させるには十分な量のウイルス」を気道から放出しているグレーゾーンの感染者が多数存在するのです。陰性が出たからといってマスクを外し、至近距離で大声で会話すれば感染を広げる温床になります。

吉田 誠
著者

吉田 誠

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