郵政事業を取り巻く環境は大きく変化しており、2024年秋の郵便料金改定(定形はがきの値上げ)以降、挨拶状のデジタル移行を検討する企業や個人が急増しました。しかし、大手調査機関が実施したビジネスコミュニケーション実態調査やSNS上の声を分析すると、意外な事実が浮かび上がってきます。
ネット上のアンケートや知恵袋での投稿を検証すると、「メールやチャットで届く定型文の挨拶はそのまま読み流してしまうが、ポストに届いた手書きの一言が添えられたハガキは記憶に残る」という声が7割を超えています。デジタル接点が飽和した時代だからこそ、手作業で届けられる紙の挨拶状が持つ情緒的価値が、人間関係を深める独自のレバレッジとして再評価されているのです。
実際に、営業現場でトップクラスの成績を収めるパーソンたちの証言では、「全員に送るのではなく、キーマンや日頃会えない VIP 顧客に絞って手書きのひと言を添えたハガキを送る」という手法が定着しています。コストと手間がかかるからこそ、届いた際のインパクトと信頼度は格段に跳ね上がるという実利的な計算が働いています。