1歳半健診で「言葉が出ていない」「指差しをしない」として要観察(再健診や事後相談)になると、「発達障害(自閉スペクトラム症など)ではないか」と強い不安を抱く保護者は少なくありません。しかし、1歳半時点の要観察判定は「診断」ではなく「成長を見守るための定期チェック」に過ぎません。
乳幼児期の発達ペースは非線形であり、1歳6ヶ月から2歳、2歳半にかけて急激に伸びるケースが日常茶飯事です。専門機関が精査を行う際も、言葉の遅れ単体ではなく、視線が合うか、呼名に反応するか、模倣(バイバイなど)をするか、感覚の過敏さや強いこだわりがあるかといった多角的な要素を長期間観察して判断します。
健診で引っかかることをネガティブに捉える必要はありません。地域の保健師や言語聴覚士といった専門家と繋がり、定期的な相談窓口を確保できたと前向きに捉えることが、結果として保護者の精神的負担を軽減させます。