パンくんを語る上で欠かせない存在が、いつも隣でマイペースに歩いていたブルドッグの相棒ジェームズです。2004年から始まった「おつかいシリーズ」では、知恵を絞って問題を解決するパンくんと、途中で道草を食ったり動かなくなったりするジェームズの絶妙な掛け合いが、日本中の視聴者を温かい笑顔にしました。
パンくんがジェームズのリードを優しく引き、時には重い荷物を代わりに持ち、川を渡るジェームズを気遣う姿は、種族を超えた友情の象徴として称賛されました。もちろんテレビ的な演出やスタッフの手厚いサポートがあったとはいえ、二頭の間に特別な絆と安心感が芽生えていたことは間違いありません。
その後、ジェームズは一足先に高齢のため引退し、穏やかな余生を過ごしたのち、2016年3月8日に12歳で永眠しました。人間でいえば60代後半から70代に相当する大往生でした。名コンビとして昭和・平成のテレビ史を彩った相棒の死は多くのファンに惜しまれましたが、二頭が築いた温かな記憶は、今もファンの胸の中で輝き続けています。