Q1:樺太アイヌと北海道アイヌの間で言葉は通じたのですか?
A1:基礎的な単語には共通点があるものの、発音や文法、語彙の違いが大きかったため、通訳なしで深い日常会話を交わすのは困難だったと記録されています。ヨーロッパにおけるドイツ語とオランダ語、あるいは日本語と韓国語の方言差以上の隔たりがあったと考えられています。
Q2:現在サハリン(樺太)に樺太アイヌの人々は暮らしていますか?
A2:1945年の終戦後に大部分が日本本土へ引き揚げたため、現在サハリンに居住しているアイヌ系住民は極めて少数です。ただし、ロシア連邦内において先住民族としての権利回復やルーツの再確認を求める小規模な活動を行う人々が現地に存在しています。
Q3:五弦琴「トンコリ」は樺太アイヌ独自のものですか?
A3:トンコリは主に樺太アイヌの間で発展・継承されてきた伝統楽器です。北海道アイヌの代表的な楽器である口琴「ムックリ」とは構造も音色も大きく異なり、女性が子守唄を歌う際や叙事詩の伴奏、病気平癒の祈祷などで奏でられました。