Q1:日本の医療は世界一だと思っていましたが、客観的に見て本当は何位くらいですか?
A1:治療成績や平均寿命、乳幼児死亡率の低さといった純粋な医療成果(臨床アウトカム)では、世界トップ3に入る実力を持っています。ただし、医療DXの進展度、病床の利用効率、医師1人あたりの労働負荷などを総合した複合ランキングでは、世界7位〜12位前後に位置づけられる調査が一般的です。
Q2:医療費が非常に高いアメリカが、病院ランキングで常に上位にいるのはなぜですか?
A2:莫大な民間資本と研究開発費が集まるアメリカには、世界最高峰の医師や研究者が結集し、新薬開発や革新的な術式の開発力で世界を圧倒しているためです。全国民に対する公平なケアという面では大きな課題を抱える一方、「最先端の頂点」を極める力において突出した評価を受けています。
Q3:海外移住や長期滞在をするとき、日本の医療と比べて何に注意すべきですか?
A3:日本の「フリーアクセス(予約なしでも専門医を受診できる)」と「高額療養費制度」は世界的に極めて稀有な特権です。イギリスなどのNHS諸国では専門医受診までに数カ月待たされることが多く、アメリカなどの民間保険国では加入プラン次第で莫大な自己負担が発生します。海外渡航時は十分な補償額を持つ医療保険の加入と、現地の受診ルートの事前確認が欠かせません。