街頭から巨大な造花花輪が消えた後、パチンコ屋リニューアルオープン花輪の主役は、店舗入口や風除室に飾るコンパクトな生花スタンドへと移り変わりました。ここで注目すべきなのが、パチンコ業界やパチンコファンに根付いていた「開店祝い花の持ち帰り文化」です。
全国的には「生花スタンドの花が勝手に抜かれるのはマナー違反」と捉えられがちですが、愛知県をはじめとする東海地方や一部地域では、パチンコ店開店花スタンド持ち帰りは「花が早くなくなるほど店が繁盛する」という大変縁起の良い風習とされてきました。新装開店の入場待ちをするファンや近隣の住民が、開店の合図とともにスタンドから花を抜き取って持ち帰る光景は、地域公認の祝祭イベントでもあったのです。
しかし、近年のリニューアルオープンでは、防犯面や混雑トラブル防止の観点から、こうした生花の持ち帰りも制限される傾向が強まっています。現在はトラブルを避けるため、開店祝い花そのものを辞退するホールチェーンも珍しくありません。