警察庁が公表している組織犯罪情勢統計および捜査関係者への取材によると、松葉会の構成員および準構成員等の総勢力は数百人規模で推移しており、ピーク時と比較すると大幅な減少傾向が続いています。全国的な暴力団構成員数の減少トレンドと同様に、暴排条例の浸透、銀行口座の開設不可、事務所使用制限命令などの法執行強化が、組織の維持と新規加入に極めて強いブレーキをかけています。
松葉会の象徴ともいえる拠点が、東京都台東区西浅草に位置する総本部です。下町の商業エリアの一角に佇む本部ビルは、周辺に学校や商業施設が点在することから、警察当局による常時監視体制が敷かれています。過去には本部事務所の使用禁止を求める住民運動や仮処分申請などが提起された経緯もあり、組織活動の拠点は分散化を余儀なくされているのが実情です。
現在の執行部体制においては、トップである七代目会長を中心に、理事長、幹事長、総務会長といった主要役職が配置され、東京都内のみならず茨城県、栃木県、千葉県、群馬県、福島県などに点在する直参(直系組長)が各ブロックの縄張りを統括しています。特に北関東エリアにおいては、古くから根付く地元のテキヤ・博徒系組織を吸収・再編してきた歴史があり、今なお独自の地盤を維持しています。