人気絶頂の中で発表される専属モデルの「卒業」は、常にファンに大きな衝撃を与えてきました。しかし、その内幕を検証すると、彼女たちの高度なキャリア戦略が見えてきます。
代表的な事例が藤田ニコルの卒業です。2017年8月号をもって約3年半務めた専属モデルを卒業した際、彼女は「Popteenでやれることはすべてやり切った」と語り、間髪を入れずに『ViVi』専属モデルへの電撃移籍を発表しました。
ティーン誌の読者層である10代前半〜中盤に向けた表現から、20代女性に向けた洗練されたファッション・美容アイコンへの脱皮。自らの年齢とファンの成長に合わせ、ステップアップするタイミングを完璧に計算した決断でした。
池田美優や生見愛瑠の卒業も同様です。雑誌の専属という枠組みに依存せず、マルチタレントや女優として世間に認知されたタイミングで巣立つことで、彼女たちは「元ギャルモデル」という肩書きを軽やかに飛び越え、息の長いエンターテイナーとしてのポジションを確立しました。