店内を歩くと、カートの中身に現代の世相がはっきりと映し出されている。長引く物価高と為替の変動に対し、消費者はより一層シビアな目を持つようになった。かつてのように「物珍しさで買う」時代は終わり、現在は「小分けにして冷凍保存できる高コスパ肉」「大容量のディナーロールやベーグル」「業務用サイズの洗剤・日用品」といった実利重視のアイテムが圧倒的な支持を集めている。
フードコートの賑わいも変わらない。看板メニューである180円のホットドッグ(飲み放題ドリンク付き)は、原材料費が高騰する中でも奇跡的な価格を維持しており、物価高時代の象徴的な存在として愛されている。一方で、最近ではヘルシー志向の高まりに応じたオーガニック食品やプラントベースの惣菜コーナーが大幅に拡充され、質の高い食生活を求める層の心も確実に捉えている。