ネットミームとして定着した「チャリで来た」には、長年信じられてきた幾つかの誤解が存在します。
最大の誤解は、彼らが「手の付けられない粗暴なヤンキー少年グループだった」というイメージです。実際には、先輩たちの不良カルチャーや格好良さに憧れて服装を真似ていただけの、ごく普通の心優しい野球少年やサッカー少年たちでした。バイクに乗る年齢でもなく無免許運転をする度胸もないため、健全にママチャリを必死で漕いで遠出したというエピソードそのものが、彼らの根底にある真面目さを物語っています。
また、プリクラの落書きについて「決め台詞としてカッコつけて書いた」と思われがちですが、実態は制限時間カウントダウンに焦り、「今日何したっけ?」「チャリで来たじゃん!」という会話から数秒で殴り書きされただけの偶発的な産物でした。この計算のない純粋さこそが、何年経っても色褪せないミームの強度の源泉です。