海外での法事や追悼式に自信を持って臨むためには、ベースとなる1着のドレス選びが鍵を握る。最も汎用性が高く、洗練された印象を与えるのは、上質なウールやシルクで仕立てられたロングスリーブのテーラードドレス、あるいは膝下丈のAラインワンピースだ。首元が開きすぎず、肩のラインが整ったデザインは、どのような文化圏でも高い評価を得られる。
帽子(ファシネーター)や黒いレースヴェールを合わせる場合は、式典の格式と自身の立場を客観的に見極める必要がある。王室行事や上流社会の式典では帽子が必須となる場合が多いが、一般的な追悼会では主張しすぎないシンプルなヘアアクセサリーや、上品なクラッチバッグ、控えめなパンプスで全体をまとめるのがスマートだ。全体のトーンを抑えつつ、シルエットの美しさで魅せる姿勢こそが真のエレガンスと言える。