ブラジル代表のユニフォームは、サプライヤーの技術革新とともに進化を遂げてきました。特に1996年末にアメリカのナイキ(NIKE)社と結んだ巨額契約は、フットボールビジネスとキットデザインの歴史を塗り替える転換点となりました。
1998年フランス大会モデルでは、流麗なカッティングと深みのあるカナリアイエローが世界的な爆発的セールスを記録。怪物ロナウドの躍動とともに、ストリートカルチャーのアイコンへと昇華しました。続く2002年日韓大会では、ハイテク2層構造の「トータル90」システムを採用し、通気性と吸汗速乾性を大幅に向上。ブラジルはこの大会で前人未到の5度目のW杯制覇(ペンタ・カンピオオン)を達成し、胸に5つ目の星が刻まれることになります。
近年では、2026年代以降の世界的な「ブロークコア(Blokecore)」や90s-00sレトロフットボールシャツの流行に伴い、過去のクラシックモデルの価値が急騰。海外のヴィンテージ市場や日本のスニーカー・古着ヘッズの間でも、1998年や2002年、あるいはペレが活躍した1970年メキシコ大会のクラシック復刻版がプレミアム価格で取引される現象が起きています。