オートチューンとは?ケロケロ声の仕組みやメロダインとの違いを徹底解剖

オートチューンとは?ケロケロ声の仕組みやメロダインとの違いを徹底解剖

オートチューンとは?ケロケロ声の仕組みやメロダインとの違いを徹底解剖について重要なポイントを解説いたします。詳細な分析をご覧ください。

オートチューン最大の特徴といえば、カエルの鳴き声やロボットを想起させる独特の「ケロケロボイス」です。この現象が発生するオートチューンの仕組みは、設定値の極端なパラメーター操作にあります。

人間の肉声は、音符から音符へ移り変わる際にミリ秒単位の滑らかな音程の揺らぎ(ポルタメントやビブラート)を伴います。しかし、オートチューンの設定で「Retune Speed(音程を補正する速度)」を0ミリ秒(最速)に指定すると、音程の移行区間が完全にカットされ、隣の音へ階段を一段ずつジャンプするように瞬間移動します。この不連続な音程変化こそが、ケロケロとしたデジタル特有の音響効果を生み出すカラクリです。

音楽制作(DTM)における具体的なケロケロボイスの作り方・ピッチ修正のやり方は次のステップで行います。

ステップ1:楽曲のキー(Key)とスケールを設定する
プラグインをボーカルトラックにインサートし、楽曲の調号(例:C Major、F# Minorなど)を正確に指定します。ここを誤ると意図しない別の音階へ強制補正されてしまいます。

ステップ2:Retune Speedを「0」に振り切る
補正スピードを最も速い値に設定します。あわせて音の揺らぎを自然に残す「Humanize」や「Flex-Tune」といった補正緩和パラメーターをすべてゼロにします。

ステップ3:歌い方にメリハリをつける
機械的な段差を強調するため、あえて抑揚を抑えて平坦に歌うか、逆に音程の跳躍を意識して発声すると、よりエフェクティブなケロケロ感が際立ちます。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。