言葉の可能性を追及する中で、彼女が深く関わってきた分野の一つが「朗読」である。一般社団法人日本朗読検定協会などを通じた活動においても、朗読を単なる音読ではなく、文字に命を吹き込む高度な表現芸術として広めることに尽力してきた。
文字をそのまま読むのではなく、著者の想いや物語の背景を自分の中で消化し、一粒一粒の言葉として声に乗せる。この朗読の魅力は、聞く者の想像力を無限に広げ、忘れていた感情を呼び覚ます力にある。彼女の提示する朗読の世界は、活字離れが進む現代社会において、日本語が持つ美しさを再発見する貴重な機会を提供している。