山口県の高校長距離界を語る上で外せないのが、全国高校駅伝の常連校として名を馳せる西京高校陸上部駅伝チームの存在です。男子は30年以上の連続出場という驚異的な金字塔を打ち立てており、選手層の厚み、大舞台でのレースマネジメント力は群を抜いています。5000mで14分台前半の記録を持つランナーを複数揃え、どの区間からでも主導権を握れる盤石の布陣が特徴です。
この絶対王者に待ったをかけるべく、近年急速に力をつけているのが聖光高校駅伝部です。粘り強いロード適性と積極的なレース展開を持ち味とし、トラックタイム以上の勝負強さを発揮して西京の背中を猛追しています。さらに、中高一貫体制の強化や積極的な選手育成で存在感を高めている高川学園陸上部も、上位争いに確実に食い込む地力をつけてきました。
また、伝統的なロードの強さで定評のある宇部鴻城高校も虎視眈々と上位進出を狙っており、過去の駅伝結果を見てもシード争いを含めた上位グループの戦いは年々ハイレベル化しています。一強時代に風穴を開けようとするこれら追復勢の台頭が、大会全体の緊張感を一段と高めています。