赤ちゃんが笑うのはいつから?笑顔の発達段階と笑わない不安の真相

赤ちゃんが笑うのはいつから?笑顔の発達段階と笑わない不安の真相

赤ちゃんが笑うのはいつから?笑顔の発達段階と笑わない不安の真相の重要なポイントについて、最新情報を詳しくお届けします。

赤ちゃんの笑顔は、月齢とともに質的な変化を遂げていきます。生まれた直後の赤ちゃんが眠りながらふと口元を緩める現象は「新生児微笑(生理的微笑)」と呼ばれ、感情によるものではなく、脳幹の原始反射による無意識の筋肉の動きです。これは周囲の養育者に「守りたい」という本能的愛着を抱かせるための、進化心理学的な生存戦略であると考えられています。

自発的なコミュニケーションとしての笑顔が芽生えるのは、視覚と大脳皮質が発達してくる生後2ヶ月前後です。周囲の人の顔や声、あやしかけに反応して見せる「社会的微笑」が始まると、生後2ヶ月であやすと笑う場面が増え、生後3ヶ月頃には笑顔の反応が一層豊かになります。この時期、赤ちゃんの笑顔と脳の発達は密接に関係しており、養育者の表情を真似るミラーニューロンの働きや、心地よさを感じる大脳辺縁系が活性化することで、表情のバリエーションが急速に広がっていきます。

月齢・発達段階笑顔の種類と特徴発現の目安時期発達上の意義・脳のメカニズム生後0ヶ月〜生後1ヶ月新生児微笑(生理的微笑)出生直後〜生後1ヶ月頃脳幹レベルの原始反射。感情ではなく無意識の筋収縮。生後2ヶ月〜生後3ヶ月社会的微笑(外因性の笑顔)生後6週〜生後3ヶ月頃人の顔や声に反応。視覚皮質の発達と愛着形成の始まり。生後4ヶ月〜生後6ヶ月音声伴う発声笑い(声出し笑い)生後4ヶ月〜生後6ヶ月頃「声を出して笑う」段階。予測機能や感情表出の成熟。生後7ヶ月〜生後9ヶ月以降選択的微笑・ケラケラ笑い生後7ヶ月〜1歳前後人見知りと表裏一体。親しい人と他者を明確に区別。
中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。