「東南アジアだから日本の半額以下で豪遊できる」という認識は、現在のバリ島においては通用しなくなりつつあります。世界的なリゾート開発とインバウンド需要の高騰に伴い、特に外国人向けのカフェ、高級レストラン、ビーチクラブの価格は東京の主要エリアと同等か、それ以上に達しています。
一方で、地元住民が通うローカル食堂(ワルン)や日常の足となる屋台では、依然として1食あたり20,000〜35,000ルピア(約200〜350円)程度で本格的なナシチャンプルやミーゴレンを楽しめます。つまり、滞在中の行動パターンによって必要予算が極端に二極化する構造が生まれています。
現地通貨ルピア(IDR)への両替に関しては、空港到着ロビーの両替所はレートが不利な傾向にあります。初日の移動用として数千円程度のみを空港で両替するかATMでキャッシングし、残りはクタやスミニャック、ウブドの目抜き通りにある政府公認の大型両替店(「BMC」や「PT Central Kuta」など)を利用するのが鉄則です。路地裏にある「No Commission(手数料無料)」を掲げた小規模ブースでは、紙幣を数える際に手元で抜き取る手口のトラブルが依然として報告されています。