「薬を使わずに、できる限り自然な形で経血を滞留させずに出し切りたい」という場合、骨盤周りの血流改善と骨盤底筋群のしなやかな運動が効果を発揮します。
いわゆる「経血コントロール」とは、子宮口や膣を自在に開閉するようなオカルト的な技法ではなく、骨盤底筋群を適度に締め、トイレに行ったタイミングで腹圧を緩めてスムーズに排血を促す身体意識を指します。布ナプキンを使用した際に「生理が短くなった」と感じる人が多いのも、冷えが改善されるとともに、経血を意識してトイレで排出しようとする身体感覚が高まるためです。
スムーズな経血排出を後押しする具体的なセルフケアは次の3点です。
- 三陰交(さんいんこう)のツボ刺激:内くるぶしの最も高い場所から指幅4本分上にあるツボ。下半身の血行を促し、子宮収縮をスムーズに整える代表的な経穴です。
- 血海(けっかい)の温活:膝の皿の内側の上端から指幅3本分上にあるツボ。温熱シートやお灸で温めることで骨盤内のうっ血を和らげます。
- 股関節を開く骨盤ストレッチ:足の裏同士を合わせて座る「がっせきのポーズ」でゆっくり深呼吸を繰り返すことで、骨盤底筋の緊張をほぐし、経血の滞留を防ぎます。