車重のあるアルファードハイブリッドで日常的に好燃費をマークするためには、トヨタ独自のハイブリッド特性に最適化された運転技術を取り入れることが近道です。現場の検証から導き出された3つの実践テクニックを紹介します。
1. 「パルス&グライド走行(加速と惰性走行のメリハリ)」の徹底
発進時にモーターだけでゆっくり加速しようとすると、かえってバッテリーを急激に消費してしまい、早い段階でエンジンが始動します。正解は、発進時はエンジンを効率よく使って目標速度(例:時速50km)まで素早く加速し、巡航速度に達したらアクセルを一度フッと抜いてEV走行に移行させる手法です。その後はわずかにアクセルを踏んで速度をキープすることで、長時間のモーター巡航が可能になります。
2. 穏やかな長いブレーキングによる回生エネルギー回収
信号停止や減速時は、直前で強くブレーキを踏むのではなく、早い段階から軽く長めにブレーキペダルを踏み込むことで、減速エネルギーを満遍なく電気として回収(回生)できます。チャージメーターが振り切れない範囲で緩やかに減速することが、次の発進のための電気を蓄える鍵です。
3. シートヒーター&ステアリングヒーターの優先活用
冬場の燃費悪化を防ぐ最大の裏ワザは、エアコン設定温度を20℃前後の控えめに設定し、標準装備のシートヒーターやステアリングヒーターを活用して身体を直接温めることです。これによりエンジンの温水暖房負荷が劇的に下がり、冬場でも市街地でリッター13km超をキープすることが可能になります。