厚塗りイラストの描き方とコツ!立体感を劇的に引き出すプロの神手順

厚塗りイラストの描き方とコツ!立体感を劇的に引き出すプロの神手順

厚塗りイラストの描き方とコツ!立体感を劇的に引き出すプロの神手順の全貌を詳しく解説してご紹介します。

キャラクターイラストの成否を決定づける「顔」と「髪」において、濁りを防ぎながら瑞々しい透明感と立体感を両立するための具体的な塗り分けテクニックを解説します。

1. 顔・肌の塗り方:皮下散乱とオクルージョンシャドウ

肌に生き生きとした透明感を与えるためには、「光と影の境目」に最も鮮やかな赤み(彩度の高い朱色・ピンク)を細く走らせるのが鉄則です。これは「皮下散乱(サブサーフェス・スキャッタリング)」と呼ばれる物理現象で、皮膚を透過した光が毛細血管の赤を拾って発光するように見える効果を再現するものです。
さらに、首の下や鼻の下、唇の合わさり目など「光が一切入り込めない隙間」には、ピンポイントで極めて暗い影(オクルージョンシャドウ)を置きます。このメリハリがあることで、淡い中間色を使っても顔全体が引き締まり、立体感が劇的に向上します。

2. 髪の毛の塗り方:束感の面構成とハイライトの配置

初心者が髪の毛で最も失敗しやすいパターンは、最初から「細い毛の線」を何本も描いてしまうことです。厚塗りにおける髪の毛は、まず「大きな粘土の塊(リボンのような立体面)」として捉えます。

頭部全体の球体としての明暗をベースに敷いた上で、大きな毛束の上面(光を受ける面)と下面(影になる面)を平筆で塗り分けます。細い毛先や遊び毛を描き込むのは全体の8割が完成した最終工程です。天使の輪のようなハイライトを入れる際も、単なる白ではなく、光源の色(暖色系)とベース髪色の高彩度色を組み合わせることで、ギラつきを抑えた自然な艶を演出できます。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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