追い越しとは?追い抜きとの決定的な違いと違反になる禁止場所の全貌

追い越しとは?追い抜きとの決定的な違いと違反になる禁止場所の全貌

追い越しとは?追い抜きとの決定的な違いと違反になる禁止場所の全貌に関する基本知識をわかりやすくまとめました。今すぐチェックことができます。

交通違反の現場検証やSNS上のドライバーコミュニティで頻繁に報告されているのが、「違反と知らずにやってしまっていた」という無自覚な違反行為です。警察関係者の指摘や交通事故事例から見えてくる、現場で多発する典型的パターンを検証します。

第1の盲点は、横断歩道や自転車横断帯の手前30メートル以内における前車の追い越し・追い抜きです。道交法第38条3項により、横断歩道等の手前30メートル以内では、追い越しだけでなく「追い抜き」も明確に禁止されています。前方の車が減速・停止した際、歩行者が死角から現れる危険があるためです。隣の車線を進む車を漫然と追い抜いた瞬間に警察官から停止を求められる事例が後を絶ちません。

第2の事例は、高速道路における追越車線の居座り(通行帯違反)です。高速道路の最も右側の車線は、あくまで前車を追い越すための通行帯です。警察庁の指導方針およびパトカーの取締り実務において、前車の追い越しを終えたにもかかわらず左側の走行車線に戻らず、約1.5〜2キロメートル以上あるいは数分間にわたり追越車線を走行し続けた場合、通行帯違反として検挙されます。パトカーだけでなく、後続車のドライブレコーダー映像からトラブルに発展するケースも頻発しています。

第3に、原動機付自転車(原付)や自転車に対する無理な追い越しです。センターラインが黄色実線の道路で、低速で走る原付を追い越す際、対向車がいないからと車体を黄色線からはみ出させてパスする行為は、法的には明確な「右側部分はみ出し通行禁止違反」となります。安全な側方間隔を保てない場合は、黄色線を越えずに前車の後方を追従しなければなりません。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。