福井県で1959年に創業した「やきとりの名門 秋吉」は、北陸を中心に全国展開する巨大焼き鳥チェーンでありながら、チェーン店の枠組みを遥かに超えた熱狂的な支持を集めています。その東京における一大拠点である上野店は、昭和の風情を残すアメ横周辺の呑み屋街において、圧倒的な存在感を放ち続けています。
行列が絶えない最大の理由は、他店では決して真似のできない「焼きの技術と提供スピード」にあります。厨房の中央に鎮座する焼き台では、厳選された国産福井産木炭を使用し、約800度もの超強火の直火で肉の旨味を瞬間的に閉じ込めます。炎が高く舞い上がるド派手な焼きのライブ感は、カウンター席に座る客の五感を強烈に刺激します。
さらに、客を「社長」「お嬢ちゃん」と呼ぶ福井伝統の接客スタイルも健在です。単なるマニュアル接客ではない、どこか温かく人情味にあふれる空間設計が、日々の仕事に疲れた都会のビジネスパーソンや観光客の心を掴んで離しません。