目元の印象を大きく左右する二重まぶたですが、形状は大きく分けて「平行二重」と「末広二重」の2系統に分類されます。最大の違いは、目頭部分を覆う皮膚のひだである「蒙古襞(もうこひだ)」の張りと、二重ラインの始点にあります。
末広二重は目頭側のラインが蒙古襞の内側に収まり、目尻に向かって徐々に幅が広がっていく形状です。アジア人特有の顔立ちと調和しやすく、上品で知的な印象を与えます。一方の平行二重は、目頭から目尻までほぼ均一な幅を保ちながら二重ラインが独立して走る構造です。目頭側の白目と黒目がしっかり露出するため、彫りが深く華やかな目力を生み出します。
日本美容外科学会(JSAS)などの各種医療統計や解剖学的調査を総合すると、日本人の約7割が一重まぶたまたは奥二重であり、二重であっても大半は末広型です。生まれつき蒙古襞がほとんどなく、完全な平行二重を保持している日本人の割合はわずか5〜8%前後と推計されています。メディアで目にする平行二重のタレントがいかに希少な骨格的例外であるかが分かります。