かつて社会現象を巻き起こしたル・クプルは、2005年の活動休止、そして2007年2月の正式離婚をもって事実上の解散となりました。それから長い年月が経った2026年現在、2人が同じステージに立つ姿は見られませんが、音楽業界の異なるフィールドでそれぞれ確固たる足跡を残しています。
澄んだ歌声で日本中を魅了したボーカルの藤田恵美さんは、2026年現在も現役のソロシンガーとして精力的な活動を続けています。ル・クプル時代の上品なアコースティック路線をさらに深化させ、アジア各国でゴールドディスクやプラチナディスクを獲得した名作洋楽カバーアルバム『camomile(カモミール)』シリーズを軸に、定期的なアコースティックライブ、童謡やJ-POPの名曲カバー、音楽配信などを行っています。その歌声は「聴くアロマ」「オーディオ・クイーン」と称され、ハイレゾ音源や高音質CDファンからも圧倒的な支持を得ています。
一方、ギターとコーラスを担当していた元夫の藤田隆二さんは、表舞台に立つパフォーマーから一歩引き、音楽プロデューサーや作詞・作曲・編曲家、さらには若手ミュージシャンの育成やギター指導といった裏方のエキスパートへシフトしました。メディアへの露出は限定的であるものの、舞台音楽の制作やインディーズアーティストへの楽曲提供など、培った音楽的知見を活かして着実に現場を支えています。