Q1:鈴虫の羽の摩擦で翅がすり減ったり破れたりしないのですか?
A1:激しく擦り合わせるため、実は少しずつ摩耗しています。羽化したばかりの若いオスは澄んだ張りのある「リーン」という音を出しますが、寿命が近づいた老齢のオスになると、鑢状器の凹凸が削れてすり減り、「ジリ…ジリ…」とかすれた低い音しか出せなくなります。翅の摩耗度は、スズムシの命のカウントダウンそのものでもあります。
Q2:昼間に鈴虫を鳴かせる方法はありますか?
A2:可能です。飼育ケースを黒い布や遮光性の高い箱で覆い、内部を擬似的な「暗闇(夜)」にすることで、警戒が解けたオスが昼夜を問わず鳴き始めます。また、スマートフォン等で他のスズムシの鳴き声(録音音源)をごく小さな音量で再生すると、オスが縄張り意識やライバル心を刺激されて対抗するように鳴き出す現象もよく観察されます。
Q3:コオロギと鈴虫は同じケースで一緒に飼育しても大丈夫ですか?
A3:同居飼育は絶対に避けてください。コオロギ(特にエンマコオロギ)は雑食性が非常に強く、肉食傾向も旺盛です。大人しく飛翔能力もないスズムシは格好の標的となり、翅をかじられて鳴けなくなったり、脱皮時や夜間に捕食されて全滅する原因になります。必ず別々の容器で単独飼育を行ってください。