なぜ、数ある俳優の中から加藤晴彦がアルペンCMに選ばれたのか。当時の広告代理店関係者への取材によると、決め手は「スポーツに対する真摯な姿勢と、視聴者に寄り添う親しみやすさ」だったという。
加藤氏は当時、若手俳優としてドラマや映画に出演する傍ら、プライベートでサーフィンやスノーボードを楽しむアウトドア派としても知られていた。そのリアルなスポーツ体験が、CMに説得力を与えていたのだ。また、彼の笑顔には「一緒にスポーツを楽しみたい」と思わせる自然な温かみがあり、スポーツDEPOが目指す「敷居の低いスポーツ用品店」というイメージに完璧に合致した。
オファーの経緯については、加藤氏自身が過去のインタビューで「最初は自分でいいのか不安だった」と告白している。しかし、実際にCMが放送されると、その反響は凄まじく、店舗の来客数増加にも貢献したとされる。加藤氏のアルペンに対する評判は、業界内でも「ブランド価値を高めた稀有な例」として語られている。