毎年1月22日が記念日として親しまれている背景には、単なる食品メーカーの販売促進にとどまらない、日本の学校給食の歴史を大きく動かした出来事があります。発端となったのは、1982年(昭和57年)1月22日のことでした。
当時、学校給食創立35周年を迎えたことを記念し、全国学校栄養士協議会(現・公益社団法人全国学校栄養士協議会)が中心となり、全国の小中学校の児童・生徒約800万人に対して、一斉にカレーライスを給食メニューとして提供するという前代未聞の企画が実施されました。これが現代に続く「カレーの日 由来」の決定的な瞬間です。
「子どもたちが最も喜び、栄養価が高く、全国どの地域でも確実においしく調理できる統一メニューは何か」――。現場の栄養士たちが徹底的に議論を重ねた結果、満場一致で選ばれたのがカレーライスでした。当時を知る学校関係者の記録によると、1980年代初頭の日本において、全国規模で同一メニューを一斉提供することは食材調達や厨房オペレーションの面で極めてハードルの高い挑戦だったと語り継がれています。
この歴史的な取り組みが広く認知されたことを受け、2016年には全日本カレー工業協同組合が1月22日を正式に「カレーの日」として日本記念日協会に登録申請し、正式な記念日として認定されました。つまり、1月22日は「日本中の子どもたちを笑顔にした給食カレーの団結と情熱」を称える日なのです。