初登場となったセル編において、17号の戦闘力は神と融合した直後のピッコロと完全に互角でした。最大の特徴は、ドクター・ゲロが開発した永久エネルギー炉による「無限のスタミナと気」です。気を消耗しないため長期戦で圧倒的なアドバンテージを誇り、多重構造の強固な「人造人間バリア」を駆使した鉄壁の防御力を持っていました。
『ドラゴンボール超』で再登場を果たした際、ファンを最も驚かせたのがそのインフレへの適応力です。孤島で凶悪な密猟者集団や宇宙からの侵略者を相手に実戦形式の単独トレーニングを長年積み重ねた結果、その実力は超サイヤ人ブルー状態の孫悟空と真っ向から拳を交えられる領域へと跳ね上がっていました。生体ベースの改造人間であるため、トレーニングによる基礎戦闘力の底上げが十分に可能だったのです。
その実力が結実したのが、全8宇宙の精鋭80名が激突した「力の大会(宇宙サバイバル編)」でした。17号はパワー任せに突進する戦士たちとは一線を画し、以下の要素を完璧に機能させて戦場を支配しました。
・絶対的な状況判断力:敵の変身シーンを容赦なく急襲するなど、合理性を極めたプラグマティックな戦術を展開。
・無限エネルギーの活用:消耗戦に持ち込むことで、格上の破壊神候補トッポやジレンに対しても決定的な隙を作り出す。
・自己犠牲を辞さない献身:悟空とベジータを生かすため自爆に見せかけた限界突破のバリア防御を敢行。
・精神的な成熟:願い事として「クルーザーで家族と旅行したい」という素朴な望みから、消滅した全宇宙の復活を選択する高潔さを発揮。
最終的に悟空、フリーザと共闘して最強の敵ジレンを道連れに場外へ落とし、第7宇宙の勝利を決定づけて大会単独MVPの栄冠を手にしました。