相撲の八百長は当たり前だった?公然の秘密の真相と現在の実態

相撲の八百長は当たり前だった?公然の秘密の真相と現在の実態

相撲の八百長は当たり前だった?公然の秘密の真相と現在の実態についての真相をお届けします。

大相撲における八百長の噂は、突如として湧き上がったものではありません。昭和の後期から平成にかけて、複数の角界関係者が内部告発を敢行し、そのたびに相撲界を揺るがす大騒動へと発展してきました。

もっとも社会的な衝撃を与えた先駆例が、1996年に出版された元関脇・高鐵山こと大鳴戸親方 告発本『八百長』を巡る騒動です。大鳴戸親方は、同門や他部屋との間で行われていた具体的な星のやり取りの手法や仲介者の存在を詳細に書き記しました。しかし、出版直前の1996年4月に共著者とともに同じ病院で数時間違いで急死するという怪奇な結末を迎え、真相は深い闇に包まれました。

さらに2000年には、元小結板井(板井圭介氏)が日本外国特派員協会の記者会見で「自身が行った取組の大半が八百長であった」「横綱を含め多数の力士が関与していた」と実名告発を行いました。板井氏は自著『中盆(なかぼん)』でも、自身が星の仲介役として現金を動かしていた生々しい現場のやり取りを暴露しています。

また、元関脇・貴闘力氏も引退後の手記や公式YouTubeチャンネルなどで「八百長は当たり前に存在するシステムだった」「やらない力士(ガチンコ力士)は変わり者扱いされた」と赤裸々に語っています。しかし、日本相撲協会はこれらの告発に対して一貫して「一切の八百長は存在しない」と否定し、告発者を事実無根の名誉毀損として退ける姿勢を崩しませんでした。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。