Q1:なぜ中国では手で人間を引き裂くような「抗日神劇」が生まれたのですか?
A1:テレビ局やネット配信プラットフォーム間の視聴率・再生数競争が過熱した結果です。政治的審査を最も安全に通過できる抗日ドラマの枠組みの中で、他作品よりも目立つためにカンフーやワイヤーアクション、奇想天外な必殺技をエスカレートさせた結果、物理法則を無視したトンデモ描写が定着してしまいました。現在は当局の指導により厳しく取り締まられています。
Q2:中国の抗日映画に出演する日本人俳優は、現地で嫌がらせを受けたりしないのですか?
A2:一般的なイメージとは異なり、撮影現場ではプロの表現者として丁重に扱われるケースがほとんどです。過去に矢野浩二が中国で絶大な人気とリスペクトを獲得したように、「困難な役柄を誠実に演じる日本人プロ俳優」として制作陣や映画ファンから高く評価される側面もあります。ただし、両国の政治的緊張が高まる局面では、SNS上での言動に細心の注意を払う必要があります。
Q3:日本人が観ても素直に楽しめる、おすすめの抗日映画はありますか?
A3:中国映画であれば、アジア映画初の全編IMAX撮影を敢行し、国民党兵士の捨て身の防衛戦を描いた戦争巨編『八佰(エイト・ハンドレッド)』が挙げられます。また韓国映画であれば、チョ・スンウやイ・ジョンジェら実力派が結集し、独立軍スパイの心理戦を息もつかせぬサスペンスとして描いた『暗殺』が、エンターテインメント映画として屈指の完成度を誇ります。