20代の端正な美男子から、40代を迎えて渋みと狂気を兼ね備えた唯一無二のバイプレイヤーへと進化した玉山鉄二。近年の彼の演技スタイルにおいて特筆すべきは、徹底したリアリズムに基づく役作りです。
映画『ルパン三世』や主演映画『次元大介』で見せたストイックなガンアクション、Netflixシリーズ『全裸監督』での敏腕プロデューサー役、さらには近年のドラマにおける重厚な父親役や癖のある権力者役など、演じる役に求められれば大幅な増量や無精髭を蓄えることも厭いません。
「見た目の美しさに甘住しない」という強い覚悟は、ガオレンジャー時代に泥まみれになりながら体当たりで表現の奥深さを学んだ経験に直結しています。外見の華やかさだけに頼らず、登場人物の人生の哀愁や泥臭さを内側から体現できる稀代の俳優として、映像界から絶大な信頼を寄せられています。