店内に入った瞬間、誰もが値札を見て目を疑います。大袋に入ったあられや揚げせんべいが100円前後、規格外の詰め合わせなら数十円という価格設定が当たり前のように並んでいるからです。このせんべいが激安で提供できる理由には、メーカー直営ならではの明確な仕組みが存在します。
最大の理由は、製造工程で発生する「割れ」「欠け」「焼きムラ」などの規格外品(久助)を直接販売している点です。味や品質は百貨店やスーパーに並ぶ正規品とまったく同じでありながら、形状の不揃いだけで一般流通に乗せられない商品を無駄なく商品化することで、驚異的な低価格を実現しています。
次に挙げられるのが、徹底的な流通コストとパッケージ費用の削減です。自社工場から売り場までの輸送距離がほぼゼロであるため中間マージンや輸送燃料費が発生せず、包装もシンプルな透明フィルムや大袋を採用して極限までコストを削ぎ落としています。
さらに、株式会社三真の「工場直売を通じてファンを増やし、地域へ還元する」という直売戦略も見逃せません。直売所を単なる売上拠点ではなく、ブランドの魅力を直接体験してもらうショールームとして位置づけているからこそ、消費者が心から驚く価格破壊を維持し続けられています。